呉服店を営んで来られた能登町鵜川の被災者の方…
解体の日程が10月の終わりか11月初めぐらいだろうと言われていたこともあり、他にお役に立てることも含めて段取りし、10月25日金曜日午後より出発しました。
26日土曜日早朝6時。
地震の作業の時からお世話になり、滞在して頑張っておられる団体さんへ古タオルなどをお渡ししました。
発災後から着の身着のまま走り続けているリユースエイドテックさん…応援の思いです。
そこから珠洲市へ!
いつもお世話になっている災害復旧支援 チームふじさんのお手伝いをさせていただきました。
豪雨の際に浸水されてしまった、まだ新しいお宅の床下の乾燥の点検…床下に潜って確認させていただいたところ、各所でまだ乾いていないところやカビが生えなかっているところがありました。
社会福祉協議会で送風機をお借りできたので、各部屋の床下に設置。
通風口がなかったため、フレキシブルダクトで屋外へ強制換気できるよう設定しました。
奥様はいろいろとご不安になっておられたようですが、ご主人様も戻ってこられたので現状を説明し、送風機設置の意味と取り扱いについて説明し、安心していただけたようです。
その後大谷地区へ!
珠洲市の方よりまだ断水しているとお聞きして、長崎県の皆様からご寄付いただいた30箱を持って走りました。
地震と豪雨で大変な状況の険しい山道を通り抜けた後に広がる綺麗な海…
しかしそこで暮らす方々は大変な状況で、やっと12月に仮設住宅に入れそうだと言われていました。
必要な物資をお聞きしたので、またお持ちしたい思います。
それから、被災された中でお米を頑張って作っておられる浦野農園様へ。
ネットショップでも注文を受けさせていただいておりますが、職場の社員食堂でも利用せていただきます。
そして、冒頭の目的である能登町鵜川へ…
「解体が3日に決まったから、ちょうどよかった」とのことで、骨董品・美術品をお預かりのため作業をさせていただきました。
呉服店ということで反物もたくさん残っており、そのままだと捨てるだけ…と言われたので、全てお預りすることにしました。
呉服店や酒屋さんなど、昔からのお店が並ぶその地域の方々が次々のお越しになり、「決まったんか…寂しくなるねー」と、いろいろお話されていました。
その思いを考えると涙が出そうでしたが、私ができることは大切にお預かりし、大切にしてくださる方からのご支援へ繋げること…
無駄にすることのないよう、1トン車いっぱい乗せて帰らせていただきました。
※後ほど画像を撮ってオンラインショップに掲載させていただき、被災者の方に還元させていただきます。
片付けが終わるころ、以前その地域で家財出しなどをさせていただいた神社の宮司さんもお越しになり、「災害で繋がったご縁だけど、こんな風にまた会えて嬉しいねー」と言ってくださいました。
解体前に撮ろうと、支援のご縁をくださった大島さんと共に記念撮影しました。
次に行く時はもうなくなってしまっているかもしれませんが、このご縁はなくならないと思います。
今回も、いろいろな方々にお世話になりました。
有り難うございました。
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