能登半島・輪島市門前町深見地区
そこに辿り着くまでの道のりは崖崩れだらけで、まだ山水が吹き出しているところもありました。
地震の時は孤立し、2度目の被災…
住民のみなさんのお気持ちを思うと、本当に涙が出る思いの地域に、10月12日からの3連休を利用し、NPO法人有明支縁会メンバー7名で活動させていただきました。
その場所は、学生さんたちなどを含め、たくさんのボランティアの方々が入っておられました。
私達は、壁床剥がしや備え付けのキッチン・洗面台・食器棚の取り外しと共に、やり残してあった根太・床束・束石などの泥を取り除き、玄関から2階へ登れるよう、泥一つないよう清掃までさせていただきました。
その姿、そしてその成果を一番見ていて、「あなた達は他のボランティアと違うね、本当にありがとう!そこまでしなくていいよ、後からくるボランティアさん達に仕事を取っておけばいいから」と言ってくださったのは、何より作業させていただいたお宅のお父さんでした。
頑張ってください!といつものカステラをお渡しした後は涙を流して喜んでくださり、それまでできる作業をされていたお父さんは手を止めて、家の中を見渡しながらいろいろ思い出しておられたようで…
たくさん話をしてくださいました。
そして帰り際…
対岸に私達が渡りお父さんのお宅を見るとまだ立っていてくださっていて、深々と頭を下げられまた。
その姿にまた涙が出そうになりました。
お父さんとご家族、そして地域の方々が住むための再建だけではなく、心の再建もしていかれるよう少しでも支えになれていたら幸いです。
たくさんの出来事がある人生の中で、災害という悲しい出来事ではありますが、ご縁があって作業をさせていただくお宅は、必ずと言っていいほどご家族・ご親戚が長崎に繋がりのある方です。
そのご縁をいただく機会をくださったリユースエイドテックさん有り難うございました。
また、古タオル・飲料水など、ご支援くださったたくさんの方々、有り難うございます!
今後も継続しますので、よろしくお願いいたします。